CDの梱包について考える

橋本拓也

2014年05月18日 22:59

こんばんは。

私の祖父は、敗戦の後、復員してから足立区で占領軍の払い下げ品を売る仕事を始めたという話しをよくしてくれました。
当時は売るものが無かったので、知り合いのつてで占領軍の基地まで行って商品を手に入れる事が出来たのだとか…。
その後、梱包用品を専門に扱うようになり、現在は会社として営業していて、孫(=僕の従兄弟)も働いています。


前置きが長くなりましたが、妻とやってるプロジェクトでスヌーズレン用のCDを作ったこともあり、海外発送用の梱包に困っていたので先日従兄弟に相談に行きました。
Amazon とかで使ってるような段ボールをイメージして行ったのですが、どうも小ロットではオーダーメイドになってしまい、単価が上がってしまう…
悩んでいると、伯父さん(社長)がやってきて「一枚板で折って包めばいいじゃない」という提案。



正直なところ、海外発送するのに強度が弱いんじゃないかと心配していたのですが、伯父さんが試しに事務所にあったCDを黙々と梱包し、おもむろに投げ始めます。



結構ぐるぐる回ってます。



何回も投げられる、試作機1号。

上から圧力がかかっても



「パキッ」という音が全然しない。



ドキドキしながら開封してみると、



中身はユーミンでした。じゃなくて全然ヒビ入ってなくて衝撃でした。(これ本当に)

エアパッキンで丁寧に巻いておけば、遊びが無い方が、むしろいいのかもしれないなと思いました。
少なくとも、わざとやらないと、こんな衝撃はうけないよねという感じで試していたので、「普通に」雑に扱われたとしても、上積み厳禁にしておけば問題なさそう。
(もちろん、しばらくはトライアル期間は必要ですが)



その後も、従兄弟と社長は、今度はCD10枚送る用の梱包について、あれやこれや話し合って、



こんな感じに仕上げていた。元々一枚板の段ボールを2枚に切って簡単に包んだだけなんだけど、意外としっかりしていた。

これで、梱包の問題解決!!
目から鱗で楽しかった。
段ボールの1枚板は、結構色々使えるということが分かった!!

そんな訳で、足立区のパッケージアート(株)を宜しくお願いします。

宣伝かっ!!


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